安岡正篤一日一言

理想を持つ/安岡正篤一日一言0401

あらゆる面において生命力の旺盛(おうせいな少年時代・青年時代には、必ずこれから先ああしてこうしてといろいろな考えを持つ。
これを「理想」という。
その理想が、その人間に照らしてあまり実現性がないという場合に、これは「空想」ということになる。
その人間に実力があれば空想に非ずして、理想になる。
だから理想を持つということは、これは人間生命の必然の作用であって、その理想をいかに空想に堕きしめざるかということが人間修行の一番大事な点である。