安岡正篤一日一言

真剣と浮気/安岡正篤一日一言0416

又つねの御すすめに云(い)う。
往生(おうじょう)極楽をまめやかに思い入りたる人のけしきは、世間を一くねりうらみたる色にてつねにはあるなり云々。

法然上人(ほうねんしょうにん)の言葉である。
真剣と浮気とは正反対である。
適切な例を引けば恋愛を考えるがよい。
真剣に恋する女はわが恋人以外の世間の男一般は皆一向につまらない。
一くねり世間の男を白眼視するようでなければ誠の恋ではないのである。
上人のこの語、人の心をぴたりと掴むものがある。
軽薄者の到底及ばぬところと思う。
小児の母を頼むは、またく故を知らずただたのもしき心ある也。
名号を信敬せんことかくの如(ごと)し。

涙ぐまれる言葉ではないか。

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより