安岡正篤一日一言

学問の四焉/安岡正篤一日一言0424

学問には四焉(えん)の境地がある。
これこれ第一が修焉、之(これ)を修め、次に焉(これ)を蔵し、次の次に息焉、漢字の先生は之に「いこい」之に「やすみ」というふうに、学問研究の中に、ゆっくりと焦(あせ)らず入ることと説きますが、私はこれをその通り息(イキ)と解してよいと思うんです。
之に息するとは、学問を人間の呼吸と同じようにするという意味です。
我々の息が健全であるように、学問も自然に乱れないことです。
最後は遊でありますが、漢民族の歴史は黄河の水をどう治めるかに終始しますが、その結論は、水の流れに下手に逆らわないで、ゆったりと遊ばせる優遊の境に到ったわけです。
人間も気まま、わがままにゆきながのり乍(なが)ら、矩(のり)を超えざる境地に到ることを理想としたのです。

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより