安岡正篤一日一言

雨後の感/安岡正篤一日一言0610

有感 山崎闇斎(あんさい)

坐憶天公洗世塵
雨過四望更清新
光風斉月今猶在
唯欠胸中酒落人

そぞろに憶(おも)ふ天公 世塵(せじん)を洗ふを
雨過ぎて四望更に清新
光風霽月(せいげつ)今猶(な)ほ在り
ただ缺(か)く胸中洒落(しゃらく)の人

徳川時代の儒学や神道に及ぶ時、山崎闇粛を語らぬ者はないが、大抵は窮屈千万な人の様に思っている。
然し闇斎はそんな人ではなく仲々の豪傑である。
この詩は雨後の感を詠んだものだが、この雨は天が、人間の世の中の塵を洗った感があるというのである。
一雨サーっと過ぎた後、四方の眺めは一段と清新である。
雨の後の青葉をゆるがす風と、塵を一洗した空の月は文字通り光風葬月で、今も在るがさてそんな心の人に至つては当今さっぱり見当らぬ。

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