据物の心得/安岡正篤一日一言0823
「据物の心得」という工夫がある。
剣によって類(たぐい)稀(まれ)なる荘厳自由な人格を錬り上げた宮本武蔵に、一見してその非凡の人物を見抜かれた熊本藩の英霊漢都甲(とごう)太兵衛(たへい)が、太守から日頃覚悟の筋をきかれた時、彼はしばらく小首を傾けていたが、やがておもむろに口を聞いて-自分は据物の心得ということにふと心づいて、それからいつも人は据物でいつでも打たれるものであると思い、それを平気で打たれる心持ちになるように力めた。
もちろん、はじめのうちはともすれば「据物である」ということを忘れ、またそう思ってみても恐ろしくてならなかったが、段々工夫してゆくう…
ちに、いつも据物の心になって、それで何ともなくなった-と答えた。
日本におけるあらゆる芸道は、いずれもこの心境の上に創造されているのである。
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