外壁塗装とは、家の外壁を塗料によって覆うことを言います。この外壁塗装は、単に色をつけるためにするわけではありません。美観やデザイン性を考えて塗料を使い分けて、家を美しく見せるために塗装は行われますが、本来的な目的は塗装によって外壁材を保護することです。
家の外壁には、天候による影響が及びます。直射日光が直接当たる部分ですし、雨風を直接受けます。風によってホコリが運ばれてきます。こうしたダメージを軽減することが外壁塗装の目的です。こうした塗装は外に剥き出しになっているものなので、必ず耐用に限りがあります。
永遠に保てる外壁というのは想像できないでしょう。どのような塗装であっても、いずれ壁を保護する機能は失われます。外壁は塗装がはげた状態になると、今度は太陽光や雨風の影響を受けてしまいます。そうなると木製の部分は腐食していき、鉄部にはサビが広がっていきます。さらに放置していると、建物自体が崩壊します。
塗装がはげているのを放置していると、下地部分の修復に費用がかかりますし、腐食を見過ごして下地が壊れているなら、別の工事費用もかかります。塗料の寿命に合わせて定期的な外壁塗装をほどこしていくことで、本来的な保護効果を維持できますし、腐食・修復にかかる余計な料金を節約できることになります。