『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
   ―この時代をいかに乗り切るか―
12月8日  「泥棒も三分の利」
 幸之助は叱り方の名人でした。
 時には、顔を真っ赤にして烈火の如く叱っていましたが、
 人間を叱ったりものごとを叱ったりしません。
「君のこのやり方は、松下経営理念に沿ってない。
 経営理念に沿って仕事をして、
 初めて仕事というんや。
 君は仕事してへんやないか」
 相手を叱るとき、泥棒も三分の理があると心がけ、
 心の中で許しながら叱っていました。
 
 幸之助翁の心の広さ優しさを感じる文面です。
 相手を事業のパートナーとして認め、
 成長を願った指導を心がけたいです。
 感謝