木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
「木野君な、経験と体験とは違うで、どう違うかわかるか」
いつものように禅問答のような質問です。
車の中でも、トイレの中でも、いつでも、どこでも
質問するのが幸之助でした。私への愛情だったと思います。
質問に答えると、
「違うな」
という返事です。
「経験は誰もがしているんや。五〇年生きたら、五〇年の経験がある。
体験は違うんや。体験は体を痛めて、のたうち回ってつかむもんや」
経験では無く体験ですね。
体験は自分の血肉となる貴重な財産です。
私もその貴重な財産を蓄積しているところです。
この体験を必ずや活かします。
感謝