『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
3月3日  「刻々と手を打つ」
 幸之助は小さなことまで、やかましく指導していました。
 それが、経営の基本だからです。刻々と手を打つ、
 刻々と報告を受けて、指示をする。
 指示を受けて、手を打って、報告する。
 報告を受けて、また指示を出す。
「五つや、六つの手を打ったぐらいで万策尽きたとは言うな。
 少々のことで、万策尽きたと思ったらあかん。
 困っても困らないことや」。
 そう言っていました。