木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―
8月21日 「許されない」
「企業が天下の人・モノ・土地・金を使いながら、
社会に何のプラスももたらなさないのは許されない」
いつも幸之助は松下の基本理念として、こう言い続けてきました。
「本当の経営は、世のため、人のために行うのだから」
幸之助は、私企業といえども、人もモノも、
金も、皆、公のものととらえています。
公のものを使って、赤字を出し、公に奉仕出来ないのは、
罪悪だと強く戒めていました。