木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
12月18日 「三人の仕事を二人で」
幸之助は社員を大事にするだけでなく、物心両面の豊かさが
大事だと考えていました。
「人間は精神的満足だけではあかん。
生活があるんやから、給料もガバッと出さなあかん。
その為には、三人の仕事を二人でやったらええんや」
つまり、創業者はバランス感覚が優れた人でした。
だから、会社の生産性をあげていったら、いくらでも給料は
高く払っていけると考えていたのです。