MSのリハーサルで自己革新を図ろう

現在、全国には690の「単位倫理法人会(単会)」が存在します。その単会の活動のひとつとして、週一回の経営者モーニングセミナー(МS)があります。各単会が「経営者モーニングセミナーマニュアル」に則って開催しているのです。このマニュアルの中で、MSの意義が次のように示されています。
自らが自己革新を図り、企業と家庭の健全な繁栄と地域社会の発展、ひいては日本創生に貢献するリーダーを育成するために、
1.純粋倫理の学習の場・実践の場
2.朝型の生活習慣を体得する
場3.異業交流・情報交換の場
種として、
1.週1回(曜日を決めて)
2.原則として朝6時からの1時間
3.経営者およびそれに準ずる人を対象
として行ないます。
経営者が集まって学び場として実行していく意義が明記されています。この意義をしっかりと浸透させるためには、MSという場の雰囲気づくりが非常に大切です。
MSを進めるには、「参加をした経営者が元気あふれる場になる」という全体の意識が必要です。「癒されて元気になる場」ではなく、参加者が「元気を出して元気になる場」になることが、MSが求められる雰囲気といえるでしょう。
それにはまず、役職者が参加者を明るく迎えることが必要です。その準備のひとつが役員朝礼です。役員朝礼は開始30分前に行ないますが、さらに加えて言えば、МS本番の元気で活気ある雰囲気づくりにはリハーサルも不可欠です。
役員朝礼は各単会で実施されていますが、リハーサルはまだ行なわれていない会も多いようです。しかしリハーサルこそが、活力あるMSのポイントになります。
MSマニュアルには「進行、朝の挨拶リーダー、誓いの言葉リーダーの張りのある声、キビキビとした所作によって、会場に凛とした活力をつくること。各係は上着・ネクタイ着用を原則とする(女性はそれに準ずる服装)」とあります。それらの最終チェックを各担当者が徹底するのです。
役員朝礼開始の15分前からリハーサルを始めるといいでしょう。私たちの倫理法人会は、「実行によって直ちに正しさが証明される純粋倫理を基底に、経営者の自己革新をはかる」とあります。リハーサルも自己革新をはかる絶好のチャンスなのです。
進行担当は持てる力を元気な声に代え、朝の挨拶の担当は明るい表情で参加者全員を包む張りのある声を出し、誓いの言葉の担当は「今日一日元気にやるぞ」という気合いの入った声を出しましょう。各担当のパワーを集結することによって、元気と活気と活力のあるMSを開催するのです。
人間は、幸せだから明るい心・朗らかな心になっていきます。私たち倫理法人会員は、更にその一歩先をめざし、「常に明るい心・朗らかな心でいるから幸せのほうが舞い込んでくる」と学んでいます。
MSの活性化を通して純粋倫理の醍醐味を体得し、一人でも多くの経営者の参加を呼びかけていきましょう。