『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

12月22日 「いつもでも生くべし」

死して不朽の見込あればいつでも死ぬべし。生きて大業の見込あらばいつもでも生くべし。   安政6年7月中旬「※高杉晋作あての書翰」

【訳】

死んでも朽ちることはない、という見込みがあれば、いつでも(国家社会のために)身を投げ出すべきである。生きて大きな仕事をなし遂げる見込みがあれば、いつまで
も生き永らえるべきである。

※長州藩士高杉晋作。暢夫は字。松陰が久坂玄瑞と共に最も期待した高弟の一人。