『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

6月6日 「平生の言行各々其の遺命なり」

 

明君賢将と暗君愚将とは平生に定まることなれば、平生の言行各々其の遺命なり。  安政3年8月以降「武教全書講録」

【訳】

立派な殿様、賢明な将軍であるか、あるいは馬鹿な殿様、愚かな将軍であるか否かは、日ごろの生活において決まることである。つまり、日ごろの言葉や行いはそれぞれ(その人の)遺言、臨終の時のいいつけと一緒である。