川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
7月18日 「奇傑非常の士に交はる」
大凡士君子の事を成すは、志気何如に在るのみ。志を立つるは奇傑非常の士に交はるに在り、気を養ふは名山大川を跋渉するに在り。 安政5年正月23日「※児玉士
常の九国・四国に遊ぶを送る敍」
【訳】
だいたい、心ある立派な人が物事を行う時には、意気込みがどのような状態にあるかだけである。志を立てる方法は、特に優れた、会い難い人物に接することにある。や
る気を起こす方法は、有名な山や川などを巡り歩くことにある。
※長州藩士 児玉吉次郎。松陰の門人カ。