『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月13日 「人の患いは」

若し夫れ罪を知りて改めざる者は、真に如何ともすべからざるの人なり。人の患いは罪を犯して罪をしらざるにあり。 安政2年8月3日「講孟劄記」

【訳】

だいたい、(自分が)正しくないことをしている、と知っていながら、改めないものは、本当にどうしようもない人である。人の憂えるべきことは、罪を犯していなが
ら、それを自覚していないことである。