『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

10月1日 「青年の俊才恃むに足らず」

人の志を立つる、必ず二三十年を積みて、然る後灼然として信ずべく、昭然として見るべし。(中略) 青年の俊才恃むに足らず、精誠至誠、是れ恃むべしと為すのみ。  安政3年11月23日「※赤川淡水の館中同学に与ふる書を読む」

【訳】

人が志を立てたという時には、必ず二、三十年間くらい実行したのを見届けて、その後、初めてはっきりと信じるべきである。(中略)青年がいくら人並みにすぐれた才能をもっているとしても、信頼し、期待するには足りない。誠実なまごころ。これを信頼し、期待するだけである。

※長州藩士 赤川直次郎。後、佐久間佐兵衛。松陰の友人で、松陰に兄事したといわれる。中村道太郎の実弟。

目標をもち何事も継続が大事。その為に夢を追い続ければ実現するでしょうね。