川口雅昭氏編
『吉田松陰一日一言』\
―魂を鼓舞する感奮語録―
10月30日 「人の国に於けるや」
人の国に於けるや、猶ほ水の源あり、木の根あるがごとし。是れなければ則ち涸れ且つ枯るるなり。
嘉永5年8月26日「治心気斎先生に与ふる第三書」
【訳】
人というものは国家において、水に水源があり、木に根っこがある、そのようなものである。
これがなければ、水は涸れ、木は枯れる。国家も同様である。
※長州藩 山田宇右衛門。治心気斎は号。松陰は幼少時よりその教えを受け、最も影響を受けたといわれる。
この根とは、人間にとって栄養である知識等と受け取り
何事からも学び成長します。