川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

11月9日 「友に負くも」 

国を憂へて友に負くも、友を愛して国に負かんや。   安政6年正月23日「※子遠に与ふる俗牘の後に書す」

【訳】

国家を憂えて、友に背くことがあったとしても、どうして友を愛して、国家に背こうか。背きはしない。

※長州藩の足軽 入江杉蔵。松陰の高弟。野村和作は実弟。