川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
11月14日 「小事却つて大害を為す」
大行は細謹を顧みずは勿論の事なれども、小事却つて大害を為す事もあるなり。
嘉永5年5月某日「※山縣半蔵あての書翰」
【訳】
大きな仕事をする時には、些細なことなど気に懸けないのはもちろんである。
しかし、その些細なことが大きな害を引き起こすこともある。
※ 長州藩 山縣半蔵、後、宍戸璣。明倫館学頭 山縣太華の養子。
二十歳前後まで、松陰の門人だったが、以後、疎遠となった。
大を目指しながらも、小にも気を配るバランスを大切にします。