『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
  ―魂を鼓舞する感奮語録―

11月16日 「学べば為すあり」

君子の道に志すや、則ち学び則ち思ふ。昼日之を学び、暮夜之を思ふ。思へば得るあり、学べば為すあり。  
 安政元年11月27日「※兄杉梅太郎あての書翰」

【訳】

心ある立派な人が道に志を立てた際には、学問に励み、また、それを(我が身にあてて)考えるものである。
昼間、学問に励み、夜分(その日に学んだことを)考える。考えれば得るものがあり、学べば行うべきことがある。

※ 兄杉梅太郎。字は伯教。生涯、松陰を理解し、助けた。後、民治と改名した。