川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
11月23日 「気は以て習ひて勇にすべし」
天の人を生ずる、古今の殊なし。心は以て養ひて剛にすべく、気は以て習ひて勇にすべし。
特だ養の均しからざる、習の同じからざる、乃ち勇怯剛柔ある所以なりと。
嘉永2年10月1日「※佐伯驪八の美島に役するを送る序」
【訳】
天が人をこの世に生み出すことにおいて、昔と今でのちがいはない。
心は養って強く勇ましくするべきである。
気持ちはよき人の生き方などを見習って、強く、物事に恐れないようにするべきである。
ただ、それらの養い方が同じではなく、また、習い方が同じでないため、勇気があったり、
臆病であったり、また、強く勇ましかったり、軟弱だったりするわけである。
※ 長州藩士 佐伯驪八郎。 松陰の門人。
その様に生きるべきであり、
またそのような生き方をできるよう教育が大事なのですね。