『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

1月1日 元旦「人の禽獣に異なる所以」 ひとのきんじゅうにことなるゆえん

凡そ生まれて人たらば、宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし。
蓋し人には五倫あり。而して君臣父子を最も大なりと為す。  
安政2年3月「士規七則」

【訳】

だいたい、人間としてこの世に生を受けたのであれば、当然、人間が鳥や獣とちがうというわけを知るべきである。
まさしく、人間には五倫、つまり、父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信という、
人の常に守るべき五つのありようがある。その中でも君臣と父子のあり方が最も大切なものである。

本を忘れず、父子のありかた、
親孝行できますよう努めます。