吉田松陰一日一言

吉田松陰一日一言(1月16日)

心定めや

明君賢将必づ其の心を定む。吾が心一たび定まりて、将吏士卒誰れか敢へて従はざらん。
(中略)心定めや、特に一旦奮激の能くする所に非ず、必ずや心胆を涵養鍛練(かんようたんれん)すること素あるものにして、
能くすることありとす。

【訳】賢明な君主やすぐれた将軍など立派なリーダーという者は、まず腹を決めるものである。
トップの腹が決まれば、部下たる者、どうしてそれに従わないことがあろうか。
ありはしない。(中略)しかしながら、この決断を下すということは、一時的に心を奪い起こすことでできることではない。
必ずや心や胆を、水が自然にしみこむように少しずつ養い育て、体力・精神力・能力などを鍛えて強くすることによってのみ可能となる。

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上手くいかなかった事が、腹を決めたとたん、
上手くいくことが多々あります。
心・肝を養い育てます。